カウンセリングで「聴く」

カウンセリングと聞くと、クライエントの前に座って聴く行為をイメージする方が多いのではないでしょうか。この「聴く」という行為、耳を傾けるだけではないんです。

カウンセリングで行う「聴く」という行為

あえて沈黙を遮らずにクライエントの混乱、敵対、思案などを察知したり、うなづき、あいづちなどをそのクライエント、状況に合った方法、タイミングを見計らって行い、対話の質を充実させることなども行います。

また、質問を投げかけることも日常生活で誰もが行っている行為なので一見簡単だと思われがちですが、クライエントの表情、話す内容によって回答を促すように話しかけ、より内容を広げ、豊かな対話にするために重要な行為です。このように、一見シンプルな行為も訓練や経験が求められるのがカウンセラーという仕事です。