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人は常に優しくなくてはいけないのか?

「人は常にやさしくなければいけないのか?」ということについて考えてみたいと思います。

「カウンセラー」もそうですが、先生や介護士、看護士など、人にかかわる人には「人に対して優しい」というイメージがひとつあるように私は思います。また、職業にかかわらず、「人がよい」人は常に優しい、柔らかい存在でいる…と思われがちです。しかし、そんな人たちにも、当然のように機嫌が悪い日や、調子の悪い日、自分の心に余裕のない日もあります。私もそうなのですが、そんなときにまで、「いい人」を「演じる」のは、正直、労力のいるものです。「人に常に優しくしていなさい。」これは、かなりの人が、親や年上の人達に言われてきたことではないでしょうか?しかし、現実として、毎日、常に、人に優しくいることは難しいと私は考えます。

では、どうしても人に優しくなれない時、私たちはどうしたらよいのでしょうか?

これは、正直、難しいですね(苦笑)方法は人それぞれ、いろいろあるとは思いますが、やはりひとつは「自分の状態に素直であること」ではないでしょうか?機嫌が悪い、気持ちに余裕がない自分をまずは素直に受け入れること。これが大事な事のように私は思います。自分の「今」の状態を受け入れられずに「私は優しくなくてはいけない」と思い込んでしまうと、それがストレスになり、余計に人に対しての態度が、きついものになってしまいます。「自分は今心に余裕がない」という事を自分自身がしっかりと認識した上で、相手によっては、今の自分の状態を正直に話し、「今は優しくできないと思う」と素直に伝えるのも方法のひとつでしょう。あえて、その日は、少しだけ人との接触を減らすこともひとつの手段だと思います。その時の為に自分の中に対処法を持っておく事は、よりよい人付き合いを続けるためには必要なことだと私は思います。

しかし、時には、そんな状態のときにも、人に優しく接しなければならない時はあるでしょう。その時はできる限りエネルギーを使って、自分のマイナスの気持ちが相手に移らないように努力しなくてはならないでしょう。そんな時は、必ず、がんばった自分にご褒美をあげて下さい。方法は人それぞれでいいと思います。ただしその時に使った莫大なエネルギーはしっかりと補充しておいて下さい。そうしなければ、「心に余裕のない」状態が長引いてくるかもしれませんから…

前回の「ライフライン」の話と重なってしまいますが、誰にでも、調子の良い時、悪い時はあります。自分の調子が悪いときは、自分に優しくしてあげることに重点を置いてあげましょう。そして、また調子が戻ったときに、人に優しくできればよいと、私は考えます。

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