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ライフサイクル

「ライフサイクル(life cycle)」と言う言葉を日本語に当てはめて表せば、「生涯発達」と言う言葉になります。この言葉を最初に提唱したのが、エリクソン(Erikson,E.H)という学者です。エリクソンは精神分析的自我心理学の理論家であると同時に臨床家、心理・歴史学者でもありました。彼は著書自我同一性―アイデンティティとライフ・サイクル
の中で、「成長することとは、各発達段階での課題を達成することだ」と考え、人の成長段階を8段階に分けて、その各段階で目立って成長する部分を「斬成説図表」にまとめました。

なぜ、私が、この「ライフサイクル」を皆さんにご紹介しようかと思ったのかといいますと、私は今後の自分の人生やカウンセラーとしての活動の中で、この「ライフサイクル」の考え方を軸にしていこうと思ったからです。

なぜ、そう思ったか?

私は今まで「人は生まれて成長し、成人にまでなると、後は衰えていって『死』を迎える」と思っていました。しかし、エリクソンは「人は『死』を迎えるまで、成長していく」と言っているのです。事実、エリクソンはその生涯を終えるまで、「ライフサイクル」の理論を考え続けていたようです。

これは、私なりの「ライフサイクル」の理解の仕方なのですが、エリクソンが言いたいのは、人が心身ともに成長していく過程には、いくつもの「宿題」があるのだと。その「宿題」はその段階の自分自身には、簡単に解ける問題ではないのです。でも、その「宿題」を悩んだり、本で調べたり、人に聞いたりして考え、解くことによって、自分自身が「人として」成長できるんだよ。ということなのでは?と思っています。「人間は一生が勉強」と言われますが、エリクソンの言いたいことも、そうなのだと思います。「肉体は衰えていっても、精神の発達は続いている」そう思うと、今、悩んでいることも、それは自分が成長するために必要な「宿題」だし、それは、解けない問題ではないのだと、私は考えます。「答え」の無い宿題なんて、今まで見たことはありませんよね?

でも、その「宿題」は自分だけで解くのはやはり難しいのだと思います。やはり、いろいろな所からヒントを得て、「自分の答え」を見つけ出さなければならないと思います。私はそんな「宿題」を抱えてる人達に「答えを押し付ける」のではなく、「ヒントを与えられる」家庭教師…もとい、カウンセラーを目指したいと思っています。

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