カウンセリングサークルワイズ » » 摂食障害過食症回復へ愛のメッセージ » »自己を獲得していく

自己を獲得していく

人間は 本能が完全に壊れた状態で生まれるといわれます。人間は生まれると、まず感覚のレベルでの意識で成長を始めます。自分が無条件で愛されているか否かを察知する感覚を、誰もが秘めているのです。心身ともに、「誰かに」かかわりを持ってもらっていると安心を得て、人間としての最初の基本的信頼を覚えます。
しかし、この時期に身体的な接触が少ないと、自我が芽生えず、また、逆に過度のかかわりは、自我が未熟のままで留まってしまいます。

時間というものは、人間の成長には関心を示しません。未熟なままでも、それは人間の内部すなわち心の成長の過程であり、外見はどんどん大人になっていくのです。自我が芽生えると、今度は母親の持ち物でない自分というものが生まれます。そこで、その自我の芽生えが別離や拒絶ではないことに気が付くはずです。いや気が付くように環境を整えるのは、母親を始め、かかわり持つ人間の重要な役割です。その時期に、もう既に、青年期のアイデンティティ確立への準備が、始まっているのです。

自我が未熟のまま、感覚的レベルの大人に外見だけ成長すると、自分の内面の虚しさを満たすために、いつも感覚や体験を求めて彷徨うことになるでしょう。自分として生きていますか?経験するために生きているのですか?自分を失わず相手と出会うことができますか?
感覚的レベルの大人の自由とは、身体的な自由を意味し、愛は誰かと結合することであり、死は苦痛からの解放なのです。

アイデンティティ確立には、葛藤すなわち危機があって当然です。「自分とはなんだろうか?」「どれが本当の自分なのか?」ここで自分で自分を作る心の動きが始まります。相当なエネルギーが必要でしょう。今まで他人を同一化してきた動きが、自分で自分を作るプロセス「自己決定」「自己責任」へと自己を獲得していくのです。

関連記事:
  • 摂食障害-私の中の一部分
  • 摂食障害サポート人材育成神戸セミナー企画「私にできることを一つだけ」
  • 摂食障害過食症電話講習会
  • 限定300部「死んだら、アカン」岡本理香著の追加販売について
  • 「NHKラジオで摂食障害からの回復過程を語る」再放送について

  • カウンセリングサークルワイズ » » 摂食障害過食症回復へ愛のメッセージ » »自己を獲得していく