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熱を作って、熱を発散させる

自分らしく熱中できるもので、熱を作って、熱を発散させる。熱という言葉に関連して、発熱のお話をしましょう。人の身体は温かいですね。私は、心の温かさとの関連はほとんどないと思っています。その身体の深部体腔内の温度を、体温といいます。この体温は、身体の中の熱の産生と放散のバランスが一定にコントロールされて保たれているのですね。人の身体は、食べ物の糖質・脂質・蛋白質を摂ると代謝されて熱が作られます。基礎代謝とよばれる、肝臓、骨格筋や脳が熱を作ります。運動すると骨格筋が熱を一生懸命作り、寒い時に身体が震えるのも同じで、筋運動で熱を作っているのですね。 人の身体は、ホント努力家だと感心します。甲状腺や副腎髄質のホルモンの作用も、熱代謝には欠かせないものです。アドレナリンは、皮膚の血管を収縮させて、熱が逃げないように抑制します。体温が1度上がると、代謝は13%亢進するといわれていますよ。その熱のバランスを保つために、人の身体は、輻射、伝導、対流や蒸発により、熱を放散をします。輻射は、熱が赤外線や電磁波の形になり移動することで、風が吹いたり、身体を動かすことで、伝導や対流の放熱量が変化します。蒸発は、水分の気化現象で、不感蒸泄と発汗で熱の放散が起こります。 これらすべての体温調節中枢は、間脳の視床下部にあり、皮膚の温度感覚受容器から、知覚神経を経て伝わるものと、血流の温度変化による刺激により調整されています。やはり素晴らしい人の身体ですね。意識しなくても、きちんとがんばってくれていますね。感謝ですよ。

また、体温は、年齢、性差、日差、季節的変動、運動、入浴、食事またホルモンや自律神経にも関係して変動します。一般に交感神経の緊張が強い人ほど、体温は高いといわれています。自律神経の働きは大切ですね。精神的興奮も体温が上昇します。そうそう入浴や飲酒は、抹消血管が拡張しますので、熱の放散が盛んになり、体温は低下しますので、ご注意くださいね。皆さんも経験がおありでしょうが、熱が上がる前に、悪寒戦慄という抹消血管が収縮して身体の震えや鳥肌の状態となりますね。 体温が体温調節のレベルまで上昇し、熱の産生と放散が平衡する状態となると、発熱となるわけです。顔が赤くなり、汗がでて、脈拍も上がり、呼吸も増えます。これらは、すべて熱の発散をしているのですね。蒸散が増えると、粘膜や皮膚が乾燥し、尿量が減少し、喉が渇き、いわゆる脱水がおこります。身体が、正常の体温に戻すためにがんばっているのですね。

発熱の原因となるものは、感染症を始め、たくさんありますが、気をつけるのは、ちょっとした熱だからと軽く考えないで、随伴症状が悪化しないように、早めに対処し、できれば専門医に相談することですね。発熱している身体は、体液や電解質のバランスが崩れていますので、嘔吐がなければ、体液に近い吸収のよいスポーツ飲料や塩を微量に入れたお茶などを少しずつ飲み、消化器の負担を減らすために消化の良いもので、体力保持のために高カロリー高たんぱくの食べ物を摂り、 熱で壊れたビタミンCも、補ってくださいね。呼吸のバランスも崩れやすいので、過換気にならないように深呼吸を試み、できるだけ安静にすることですね。これらは、他のコラム記事で取り上げていますので、参考になさってください。
さて、ご存知のように、熱は、冷たい物体に向かって移動します。その性質を利用して、高熱の場合は、血液を冷却します。どうやって?はい。 体表面近くを通っている動脈を冷やすことです。首の動脈、腋(わき)の動脈やそけいぶ(大腿)動脈を冷やします。例えば、小さなビニール袋に、小さめの氷を作っておきます。また食品の冷凍保存用の小さなパックを利用してもいいでしょう。ガーゼハンカチを濡らして凍らす方法もあります。それぞれを、厚手のタオルなどでくるんで、それぞれの部位にあてます。気をつけてくださいね。溶けた時に水が漏れないように、また冷やしすぎないようにね。そして額を冷やすと、気持ちよさが心の安心感へつながりますので、これも適宜取り替えてくださいね。発熱中は、発汗が増えるので、マメに着替えることが大事ですが、安静を考えると、背中や首にタオルを敷き、それだけを交換する方法もお奨めです。よく市販されているのを見かけますが、アルコールで身体を拭くと気化熱をとるので、一時的に体温を下げることもあり、気持ちもさっぱりします。もっとも大切なのは、口の中の清潔です。口の中の細菌で口内炎、呼吸器系や耳下腺炎などの二次感染を起こしやすいので、また口の中の乾燥を防ぐためにも、うがいをしてくださいね。小さな氷を口の中に入れるだけでも、水分も摂れ、気持ちもすっきりして効果が大きいですね。

こうやって考えると、発熱は、身体が、体内に入ってきた細菌やウイルスと闘ってくれていたり、水分のバランスが崩れているよと教えてくれたりと、一生懸命に働いてくれている証なのですね。あなたの身体ががんばってくれているのですもの。日頃から、水分や食事などを始め、何かが不足したら補ってあげる、疲れたかなと感じたら休憩を取るなど、ちょっとしたことを気にかけてあげたいですね。そして、心も同じですよ。不足したら、どうやって補うのかな?と考え、疲れているのならば、どうすればいいのかな?別の方法はないのかな?と考えて、自分らしく熱中できるもので、熱を作って、熱を発散させる。心のバランスが、一定にコントロールされて保たれている状態を、見つけて、自分のものにしたいですね。そうです。すべて、ほどほどにね。

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